共連れの防止
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/06 00:36 UTC 版)
共連れは、セキュリティ意識を押し下げたり、セキュリティ事故が発生した際の事後検証が困難になる。利用者にセキュリティ教育を施すなどのソフト対策とは別に、ハード対策として以下のような対策がとれる。 セキュリティゲート セキュリティゲートは、一人が通行したらすぐに閉じるため、共連れを防ぐことができる。 アンチパスバック アンチパスバックとは、入館記録のない入館証による退出や、退出記録のない入館証による入室を防ぐ機能を言う。入場/出場記録のない定期券で出場/入場できないのも、このアンチパスバックといえる。これは、入館証(耐タンパー性を考えると推奨されない)、または入退出管理システムに入退場のデータを残しておき、入退出の度に入館証、または入館証IDに紐づけられた管理システムデータと突き合せることで、比較的容易に実現できる。ただし、入退出の両方を共連れの手法で通り抜けられてしまう可能性が依然として残るため、心理的に共連れしづらくなる程度の効果しか期待できないこともある。 監視カメラ・画像認証 監視カメラで入退出記録を映像で残し、共連れへの心理的負荷を与える方式である。画像認証機能を用いることで、入退出記録と合致しない入場者数やデータベースに一致しない進入者の顔を検知することもできる。
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