共通言語としての「やさしい日本語」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 03:35 UTC 版)
「やさしい日本語 (言語)」の記事における「共通言語としての「やさしい日本語」」の解説
現在日本では定住外国人が増えているが、国立国語研究所の調査によれば定住外国人が理解できる外国語として「日本語」をあげたのは62.6%だったのに対し、「英語」は44%だった。庵功雄らの研究グループは、これから日本社会を支えるのに必要不可欠になっていく外国人移住者に「補償教育(compensatory education)」が必要であるとし、日本人側も外国人に一方的な日本語習得を求めるのではなく、調整過程で最低限の「やさしい日本語」を共通言語とすることを提唱している。 2010年、地域日本語教室向けのテキストとして『日本語これだけ!』が出版。執筆陣は各地で講演・ワークショップを行っている。 出入国在留管理庁と文化庁は、2020年(令和2年)8月、「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」を発表した。これはやさしい日本語の中でも、特に書き言葉に焦点を当てたガイドラインである。
※この「共通言語としての「やさしい日本語」」の解説は、「やさしい日本語 (言語)」の解説の一部です。
「共通言語としての「やさしい日本語」」を含む「やさしい日本語 (言語)」の記事については、「やさしい日本語 (言語)」の概要を参照ください。
- 共通言語としての「やさしい日本語」のページへのリンク