共産主義の用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 04:21 UTC 版)
共産主義者による用法は、複数の立場が存在する。 マルクス・レーニン主義の帝国主義論では、資本主義は延命のために自由主義を捨てて独占資本主義、更に国家独占資本主義に変質し、植民地獲得競争のため帝国主義戦争を行うとする。 以上に対し、反レーニン主義を掲げてソビエト連邦などを批判する無政府主義や反スターリン主義・反社会帝国主義を掲げて同じくソビエト連邦を批判してきた新左翼主義、ソビエト連邦などが自国民を抑圧してきた数々の歴史的事実・情報について誰にでも知れ渡っている自由主義社会・議会制民主主義社会の中で中道寄りの思想に軟化していた西欧型社会主義・中道左翼主義・左翼共産主義の立場からは、既存の社会主義国を「実態は社会主義ではなく資本主義である」と批判する用語として「国家資本主義」を使用している。 第四インターナショナルの国際社会主義潮流は、ソビエト連邦を「国家社会主義」と規定している。 労働の解放をめざす労働者党は、ソビエト社会主義共和国連邦などを「国家資本主義」と規定し、社会主義に到達していなかったと主張している。
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