公式記録上の国籍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 07:11 UTC 版)
国際オリンピック委員会(IOC)における記録では国籍は日本となっている。 1970年に当時韓国の国会議員であった朴永禄(パク・ヨンノク、박영록)が夜間にベルリン五輪記念スタジアムに不法侵入し夜間0時過ぎから約5時間かけて、記念碑に刻まれた孫の国籍「Japan」を金槌と鑿で削り、代わりに「Korea」と彫った。後に気づいた職員が警察に通報して、ドイツ警察は不法侵入および公共財産破壊の容疑で朴の逮捕状を発行したが、すでに朴は韓国へ出国していた。なお、ドイツ当局は後に記念碑の国籍を「Japan」に戻した。なお、この事件の後で、歴史的経緯、また上記の「日章旗抹消事件」などについても解説されるようになった。ソウル五輪当時ビートたけしは「孫の金メダルを韓国に返せ、というのならカール・ルイスの金メダルもアフリカに返してやらないと。」と発言し批判された事がある。 アメリカのカリフォルニア州カルバーシティにある五輪歴代マラソン優勝者記念碑においては、孫の国籍は従来はJapanと表記されていたが、1986年8月に「Korea」と書き改められた。その際、記念式典が開催され、孫自身が式典に出席している。
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