八幡獅子舞
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寛永年間(1624年~1644年)に神輿の先達として行列に加わったのがそのはじまりとされ、祭礼当初から伝えられている津市を代表する郷土芸能の一つです。明和年間(1764年~1772年)に舞曲の最も優美な鈴鹿・郡山より舞い方を学び、八幡の雄獅子、雌獅子が舞ったとされています。 かつての獅子は椿の木でつくられており、5貫目(約18.75kg)もあるとても重いもので、口歯をがたがたとしかできず“八幡のがたがた獅子”ともいわれていました。 八幡獅子は古来、かつて舞われた観音獅子に続いて正月15日に舞う 格式を持ち、藩政末期まで受け継がれていました。その後、いつしか衰微したのを明治31年に復活し、再び郡山から学び、 大正初期まで秋の祭礼後40日の間、氏子各町を舞い続けました。 昭和41年には津民芸保存会が結成され、津まつりでの巡行のほか、1月1日には津八幡宮の歳旦祭にて舞が奉納されています。
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