光ファイバ無線
別名:光ファイバー無線
【英】Radio on Fiber, Radio over Fiber, RoF
光ファイバ無線とは、光ファイバを利用して無線信号を中継伝送し、基地局からの無線通信では電波が届きにくい・届かない地域や領域へ、無線信号を配信する技術のことである。
光ファイバ無線では、アナログ変調した信号を光ファイバで伝送し、再び信号を復調して無線として発信する。これによって、従来は電波を届けにくかった山間部などの地域にも高品質な無線信号を効率的に配信することができ、デジタルデバイドの解消などが期待できる。また、屋内や地下などで携帯電話を利用にする設備の構築などにも利用できる。
2010年12月、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)は、複数種類の無線信号を光ケーブルテレビ網にサブキャリア多重して伝送する「異種無線信号」の技術を用いた光ファイバ無線の実証実験を開始したと発表した。
ちなみに、光ファイバ無線に似た言葉として「光無線」があるが、こちらはIrDAに代表される赤外線通信や可視光通信などのような、光を搬送波に利用する通信技術のことである。
参照リンク
http://www.toshiba.co.jp/tech/review/2004/11/59_11pdf/f04.pdf - (東芝レビュー 2004年11月)
光ファイバ無線(RoF) - (映像情報メディア学会)
2004年 報道発表 - デュアルバンド光ファイバ無線用小型アンテナ基地局の開発 - (独立行政法人情報通信研究機構)
- 光ファイバ無線のページへのリンク