先導株比率
物色の集中度を示す指標で、出来高全体における売買高上位10銘柄の売買高合計割合で算出されます。相場を盛り上げるリード役をはっきりと認識することができ、多くの投資家の売買がそれらに集中する時は、市場全体に勢いがあり先導株比率は上昇します。反対に物色の焦点が定まらず、つかみどころがないような相場の時は、相場のエネルギーが下がり先導株比率は低下します。先導株比率は、経験的に30%を超える場合は大型株がにぎわったり、特定の銘柄に人気が集中したりしているケースが多く、反対に15%を下回る場合は物色の焦点が定まらず、相場全体が閑散なケースが多いとされています。もっとも、最近では相場の二極化現象が進み、先導株比率だけでは物色や人気の傾向が分かりにくくなっていると言われます。
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