先占(occupatio)の法理の成立背景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 02:58 UTC 版)
「先占」の記事における「先占(occupatio)の法理の成立背景」の解説
京都大学教授田畑茂二郎は、近世の国際法において先占(occupatio)の法理がもち出され、承認されていった背景として「新大陸、新航路の発見にともない展開された、植民地の獲得、国際通商の独占をめざした、激しい国家間の闘争」をあげている。また、「国家間の行動を共通に規律する」国際法の動機について「他国に対して自国の行動を正当づけるといった動機が、多くの場合背景になっていた」と述べている。
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