元夫の反論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 21:19 UTC 版)
16日、丸紅ルートの第百五十二回公判で榎本敏夫が、元妻の証言に全面的な批判を展開した。まず最初に「子を捨てて別れたあの人のやり方は胸にこたえた」と率直な感想を述べた。5億円受領を認めたという点については、「妻に『どうしよう』と相談したことは全くないし、Iとの交際を止めるように忠告を受けたこともなければ三木総理の名前を出したこともない」と語り、田中角栄と丸紅のI専務のパイプ役と言われたことについて、「検察に言わされてるのではないか。(元妻は)恥ずかしいことだが常識のない人」と批判した。離婚の原因について聞かれた時には「たくさんあるが悪口になるので」と話を避け、関係性がこじれていることを示唆した。 12月10日、都内のホテルで開かれた『国防を考える会』で、約2千人の出席者を前にした田中角栄は「外敵から攻められれば抵抗するのは当然のことだ。人間は寝ている時でもアブや蜂が来れば叩く」とたとえ話に置き換えた後、「アブはいいがハチはちょっとまずいな」と言って会場を笑わせ余裕を見せた。 12月21日、持病の高血圧があった榎本敏夫は執務中、急にろれつが回らなくなり、手にしびれを感じたために救急車で病院に運び込まれた。脳溢血と診断され以後、左半身が不自由となる。病院側は「原因は心労、疲労が重なったためで一週間の絶対安静、二、三週間の入院が必要」と診断したが、これはマスコミに「ハチの毒が回った」と書かれた。榎本敏夫の弁護団も、この時期に倒れたことについて「前夫人の三恵子さんの言動に対する心労が原因」とした。
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