元国鉄の木造電車(ク59 - 63)
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「西鉄50形電車」の記事における「元国鉄の木造電車(ク59 - 63)」の解説
この5両は1952年に国鉄から譲渡された木造電車で、もともと大正時代にデハ33500系・デハ63100系として製造された車両である。 ク59・60は1921年に鉄道省デハ33521・33527として製造され、モハ1046・1051に改番され、その後1936年から1938年にかけて鶴見臨港鉄道(現在の鶴見線)に払い下げられてモハ404・406→モハ316・318となり、1943年に鶴見臨港鉄道の国有化に伴い鉄道省に引き継がれ、番号を戻すことなく使用され譲渡された。ク61・62・63はそれぞれ国鉄のクハ6005・クハ17074・クハ17072の払い下げを受けたものである。 いずれも譲渡時点では側面3扉で前面に貫通扉を備えていたが、譲渡後に前面の非貫通化、側面の2扉化、窓の拡大など様々な改造が施され、各車ごとに異なる形態となっていった。 ク61・62は1957年5月8日付で廃車となり、残る3両は1961年から翌年にかけて鋼体化された。鋼体化後の車体はク51・52・54・57に準じるが、17m級車体なので15m級車体のク51・52・54・57に比べ側面窓が1枚多い。 鋼体化された3両はク51・52・54・57と同様、120形・300形・313形に代替され、以下の日付で廃車となっている。 ク59:1980年10月7日付 ク60:1979年2月23日付 ク63:1979年9月14日付
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