傾斜ゲイソン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 14:14 UTC 版)
傾斜ゲイソンは、神殿や劇場建築物のエディクラ(建築物の壁面に立体的に造形された祭壇状の部分)のような構造物で、ペディメントの頂部縁を走っている。この部材は通常水平ゲイソンより装飾性が少なく、同じ構造物の水平ゲイソンとは異なった外形をしていることが多い。この違いはドーリア式で特に顕著であり、傾斜ゲイソンははっきりとしたムトゥルスが無い。傾斜シマは装飾的仕上げとして傾斜ゲイソンの上に走り、実質的に雨樋の役目である。
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