側面乗務員室扉の撤去
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 00:00 UTC 版)
「運転台撤去車」の記事における「側面乗務員室扉の撤去」の解説
乗務員室扉は残す - もっとも簡単な仕様。扉ははめて開閉機能は殺すことから、「はめ殺し」と呼ばれる。乗務員室扉の窓については換気手段のため、乗客が開閉できる構造で残した仕様も見られる。 乗務員室扉とほぼ同じ幅の縦長窓を設ける - 3のように通常サイズの客用窓が入れられない場合の仕様。 乗務員室扉自体を撤去して窓をはめ込む - この3種類の仕様ではもっともスマートに見える。 西武351系電車(サハ1311)の撤去運転台は当初1だったが、更新時に3の仕様となった。ただし採用した窓のパーツが年度により微妙に異なるため、撤去部の窓だけはアルミサッシとなった。運転台撤去のみ微妙に窓が異なるケースは、東武8000系電車などにも見られる。初代阪急1000系列の撤去運転台は当初1だったが、冷房装置搭載時に2の仕様となった。2000系以降は2で撤去されている。近畿日本鉄道で6800系から8800系まで一貫して採用された、ほぼ同一の車体デザイン(丸屋根車)では、先頭車がd1D2D2D2D1・中間車が2D2D2D2D1の窓配置(「d」は乗務員扉、「D」は客用扉、数字は客室側窓の数をそれぞれ示す)をとっていたが(厳密には各形式でそれなりに違いがある。詳細は近畿日本鉄道の車両形式を参照)、運転台撤去車には「2の仕様で11D2D2D2D1」「3の仕様で独立窓を組み込む11D2D2D2D1」「3の仕様で二連窓を組み込む2D2D2D2D1」の3パターンが存在する。
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