個体数減少
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 18:34 UTC 版)
本亜種は狩猟獣で、年間数万頭も捕獲できた時期もあったが、近年は数百頭にまで減少している。生息数調査においても1985年には0.05頭/haであった生息密度が、1990年には0.01頭/haに減少した。主な原因としてあげられているのが、植林地や農耕地の減少に伴う生息地の減少、天敵であるキタキツネの増加、ニホンイタチの移入が原因とされる。また、ユキウサギ他亜種は個体数の変動に周期性が見られ、北欧で2 - 3年周期、スコットランドやロシアでは8 - 12年周期であるが、エゾユキウサギにおいてもこのような個体数の変動が原因の一つとなっているかどうかは不明である。本亜種は食物連鎖の底辺に位置する被食者であるため、エゾユキウサギの減少は捕食者である猛禽類などの個体数にも影響を与えるため、本亜種の個体数減少の原因究明が急務である。
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