俳諧習作・浮世草子作者時代
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「立羽不角」の記事における「俳諧習作・浮世草子作者時代」の解説
寛文2年(1662年)生まれる。両親の名や家業は不明。出生当初は産声もなく、全身蒼白だったため、死産と思われ小袖に包み放置されていたが、日暮れに漸く声を発したため、医者遊左好卜に助けられたという。 当初遠山と号する。延宝2年(1674年)、松永貞徳の流れを引く貞門派の俳諧師岡村不卜に入門し、「牙有る物角無し」の心を以って不角と改号した。天和3年(1683年)5月岸本調和編『俳諧題林一句』に「糭頸青蠅蕀に止ッてけり」が現在確認できる最初の発句である。貞享4年(1687年)8月には浮世草子第一作『色の染衣』を刊行した。元禄4年(1691年)4月9日、師不卜を看取る。
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