岡村不卜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/29 14:35 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動岡村 不卜(おかむら ふぼく、生年未詳 - 元禄4年4月9日(1691年5月6日))は、江戸時代の俳諧師。岡村氏、通称・重兵衛、市郎右衛門。別号・一柳軒。安原貞室門で大津俳人の不卜(原是三)とは別人。
来歴
石田未得門。万治2年(1659年)刊『捨子集』に入集後、約30年にわたって江戸俳壇で活躍した。延宝6年(1678年)、『江戸広小路』を刊行し、松尾芭蕉の発句や付句を多数収める。延宝8年(1680年)、『向之岡』刊行。貞享3年(1686年)『丙寅之歳旦』に草壁挙白・壺斎・本間自準・鈴木清風を招いたほか、蕉門の『丙寅初懐紙』(宝井其角編)や『蛙合』(仙北編)に門弟と参加する。貞享4年(1687年)、月並五句付興行に柳川琴風・立羽不角とともに参加。貞享5年(1688年)『続の原』刊行。以後は前句付に深く関わる[1]。享年60余歳とされる。
脚注
- ^ 日本古典文学大辞典編集員会 『日本古典文学大辞典 第5巻』 岩波書店、1984年10月、351-352頁。
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