俳句・短歌・和歌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 08:32 UTC 版)
奈良時代から「雉」が『万葉集』で6首詠まれている。 『徒然草』に「満開の紅梅の枝に鳥を一番添えて」との一文。この鳥は鷹狩りの報奨としての獲物のことで、雉は最も喜ばれた。 「青山に鵺は鳴きぬ さ野つ鳥 雉はとよむ 庭つ鳥 鶏は鳴く」 - 『古事記』上巻歌謡二 「むさし野の雉子やいかに子を思うけぶりのやみに声まどうなり」 - 『夫木和歌抄』(後鳥羽院) 「父母の しきりに恋し 雉子の声」 - 1688年に松尾芭蕉が詠んだ句。 「春の野に若菜摘みつつ雉の声 きけば昔の思ほゆらくに」 - 『良寛歌集』(良寛) 「ものいわじ 父は長柄の人柱 鳴かずば雉も 射たれざらまし」 - 「長柄の人柱」にある短歌で、余計な一言で災いを招く事を示す「キジも鳴かずば射たれまい」のことわざの由来となっている。
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