価格差別の禁止(第2条)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/26 05:58 UTC 版)
「クレイトン法」の記事における「価格差別の禁止(第2条)」の解説
ある独占企業が、異なる市場において需要弾力性が異なるため、同一製品であっても市場ごとに異なる価格を設定することを、価格差別という。その製品に対する需要の価格弾力性の小さい市場においては、大きい市場におけるよりも、価格は高く設定される。このような分断された市場での価格差別は、需要側を需要の価格弾力性の異なるグループに区別することが可能であり、供給側の独占が可能であり、また裁定取引が不可能であるため、市場の競争を制限するような効果を生じることになり、禁止されている。これは、1936年のクレイトン法改正によって追加されたもので、この部分を特にロビンソン・パットマン法と呼ぶこともある。
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