作法、使用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/08 10:09 UTC 版)
パイプなどのほかの喫煙方法と比べるとチラムの使用にはコツが必要である。パイプと比べて空気の流入量が多いため十分に肺を使い煙を吸い込む必要がある。たばこやパイプのようにふかすのではなく、大きく一息で吸い込んだら隣の人へと渡し、それをグループの中で繰り返す。 チラムに直接口をつけることはしない。これはチラムに限らないインド特有の穢れの文化である。チラムを垂直になるようにし、片手の5本の指が全て上に向くような形でチラムを包み込む(人によっては4本、3本の指で持つ場合もある)。親指と人差し指の隙間、この隙間が吸い口になるのだが、この隙間を残しつつもう一方の手でチラムを持った手を包み込むようにして他の隙間を全てふさぐ。両手がふさがるので誰かに火をつけてもらう必要がある。 通常はサファイ(safai)と呼ばれる布がチラムの吸い口側に当てられる。サファイは水で湿らされた状態で用いられ、これは吸い込んだときに灰が口の中へ入るのを防ぐフィルターの役割を持っており、また煙を冷やす効果もある。
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