作法書としての価値
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/23 05:45 UTC 版)
連歌作法書の中で本書は、最も整備され、規範と目された書であり、近世初期の俳諧作法書に及ぼした影響も決して少なくはなかった。西山宗因の『俳譜無言抄』は、まさしくその一例であり、その内容も応其の『無言抄』が中心になっている。貞門俳譜の祖松永貞徳の著した俳譜作法書『御傘』も、やはり『無言抄』をもとに編述しており、恐らく『無言抄』の影響下にあったと言えよう。このように応其の著した『無言抄』は、連歌史上特に注目すべき書であったのである。
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