余戸とは? わかりやすく解説

あま‐べ【余戸】

読み方:あまべ

あまりべ」に同じ。


余戸

読み方:アマリベ(amaribe), ヨコyoko

律令制50一里編戸からはみ出た戸。


余戸

読み方:ヨド(yodo)

所在 鳥取県東伯郡三朝町

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

余戸

読み方:ヨウゴ(yougo)

所在 愛媛県(伊予鉄道郡中線)

駅名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

余戸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 05:05 UTC 版)

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余戸(あまりべ/あまるべ)とは古代日本の律令制に置かれていた地方行政組織。

概要

古代日本の律令制の行政組織として)があったことが知られている。里(郷)は50戸ごとに編成されており、これを満たさない集落を余戸と呼んで保長などに監督させたと言われている。ただし、その発生については里(郷)の編成の時に余った戸に編成させたとする見方と山間部など里(郷)の編成が困難な地域(僻地)に編成させたとする見方がある。いずれにしても、令文には明確な規定はない。その後の戸数の増加によって50戸を満たした場合には里(郷)に昇格する場合もあり、その場合に地元に元からあった地名を採用した里(郷)の命名が行われた他、「余戸」自体が地名として定着した場合もあり、各地に「余戸里(郷)」と呼ばれる里(郷)が成立した[1]。実例として、「出雲国風土記」の4郡(意宇郡(おうぐん)、島根郡楯縫郡神門郡(かむどぐん))に「余戸の里」が見え、そのうちの一つはのちに郷に昇格している[2][3]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 転訛して、「余部」・「余目」となった例も見られる。
  2. ^ 『岩波日本史事典』、岩波書店、1999年
  3. ^ 出雲国風土記』、荻原千鶴:全訳注、講談社学術文庫、1999年

参考文献

関連項目


淀 (曖昧さ回避)

(余戸 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/04 14:14 UTC 版)

(よど)

餘戸

「餘戸」(余戸)は和名類聚抄などに見られる全国にある名、名、名。律令制において一定数以上の集団からはずれた少数の戸集団を指す俗称と考えられている。その訓みの一説に「よど」があり(武蔵志料)、一部は後に「淀」の字を当て地名となった例があると考えられている。なお、訓みには「よこ」「あまりべ」「あまるべ」などとする諸説もあり定まっていない。

よど

関連項目


余戸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 23:55 UTC 版)

夷隅郡」の記事における「余戸」の解説

未詳

※この「余戸」の解説は、「夷隅郡」の解説の一部です。
「余戸」を含む「夷隅郡」の記事については、「夷隅郡」の概要を参照ください。

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