佐々木安美とは? わかりやすく解説

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佐々木安美

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/19 01:46 UTC 版)

佐々木 安美
(ささき やすみ)
誕生 (1952-11-01) 1952年11月1日(69歳)
山形県
職業 詩人
言語 日本語
ジャンル
代表作 『さるやんまだ』(1987年
『新しい浮子古い浮子』(2010年
主な受賞歴 H氏賞(1987年)
丸山豊記念現代詩賞2011年
デビュー作 『棒杭』(1981年
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佐々木 安美(ささき やすみ、男性、1952年11月1日[1] - )は、日本詩人

経歴

山形県大石田町出身。高校入学の際に上京。詩誌「ジプシーバス」などで詩を発表し、雑誌「詩学」(詩学社)で投稿欄の選者を務めた。現在、詩誌「一個」(栗売社)を井坂洋子、高橋千尋と発行。詩誌「生き事」(松下育男、廿楽順治阿部恭久岩佐なを、柿沼徹)同人。

1987年、詩集『さるやんまだ』(遠人社)で、第37回H氏賞を受賞した[2]1990年に第4作目の詩集となる『心のタカヒク』を発表したが、その後はいったん詩の創作活動を中断する[3]2011年、詩集『新しい浮子 古い浮子』(栗売社)で、第20回丸山豊記念現代詩賞を受賞した[3][4][5]久留米大学にて行われた贈呈式では、「わたしの詩の原点」と題した講演を行うとともに、自作の詩の朗読を行った[4]

作風

ヘラブナ釣りを趣味としており、釣りを題材とした詩が多い。『新しい浮子 古い浮子』が丸山豊記念現代詩賞を受賞した際、高橋順子は「人間の生の実質、不気味なところ、おかしなところが浮かび上がってみえるユニークな詩集」[3]であると論評している。そのうえで、詩作における佐々木の視点について「魚眼レンズで世の中を見ている」[3]と評している。

受賞歴

著作

  • 詩集『棒杭』(私家版、1981年)
  • 詩集『虎のワッペン』(紫陽社、1984年)
  • 詩集『さるやんまだ』(遠人社、1987年)
  • 詩集『心のタカヒク』(遠人社、1990年)
  • 詩集『新しい浮子 古い浮子』(栗売社、2010年)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.451
  2. ^ 佃学「佐々木安美論-「至福」の行方」、「詩学」1987年6月号
  3. ^ a b c d 西日本新聞「丸山豊詩賞佐々木さんに贈る」『佐々木安美-佐々木安美全国新聞ネット2011年5月15日
  4. ^ a b 「第20回丸山豊記念現代詩賞贈呈式について」『第20回丸山豊記念現代詩賞贈呈式について久留米大学2011年4月26日
  5. ^ 市民文化部文化振興課「これまでの丸山豊記念現代詩賞の紹介」『久留米市:丸山豊記念現代詩賞久留米市役所2013年8月7日



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