住吉神社と俊成社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 22:00 UTC 版)
「住吉神社 (京都市下京区醒ヶ井)」の記事における「住吉神社と俊成社」の解説
当社に伝わる「高辻住吉大明神縁起」(寛文五年・持明院基定筆)には、巻頭に、「夫当社の濫觴を尋るに、七十七代後白河院の御宇に、五條の南、烏丸のひかし、方一町ハ俊成卿のおはせし所に、和歌の五神を勧請ありき(後略)」との記載があり、当社は創建時、五条通(現在の松原通)の南、烏丸通の東の藤原俊成卿の邸宅に勧請されたとの記載がある。現在この住吉神社の旧鎮座地には、俊成卿の御霊を祀る俊成社が鎮座しており、「俊成神社文書」(宝暦八年・松岡元志筆)には、「当町俊成卿之神社、仁(人)家のうらニ有事を、かねてより町中なけか敷存なから、外へ勧賞申事むかしより祟らせ玉ふト申伝へ候て、今五百年来其儘に過候。(後略)」との記載があり、宝暦年間から五百年を遡り、俊成社は藤原俊成卿の邸宅跡地に鎮座していたと伝わる。現在の俊成社は、烏丸通の拡幅のため烏丸通に面して鎮座する。なお、俊成社から烏丸通を西に渡ると、同じく藤原俊成卿勧請の新玉津島神社が鎮座する。
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