伝統建築の目地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/24 15:42 UTC 版)
日本の古い城郭・寺院等の石垣の表面は基本的に石のみによって構成され、目地は隙間のままであることが多い。城壁のような場合、煉瓦等で構造体をつくり、漆喰で仕上げをする。この場合の煉瓦の目地は充填されるが、仕上げで隠れて見えない。日本の伝統的建築物にはそれ以外の目地らしいものは見当たらない。 西洋の組積造(そせきぞう)建築の場合基本的に目地はモルタルなどで充填される。これは、建築物の外壁を石や煉瓦の組積造としたため、風雨が建築物に浸入しないようにするための措置である。 アジアにも組積造の建築物は多数あるが、目地に関しては詳細不明。 南アメリカのインカ帝国の石積みの技術は極めて優秀であり、石の間にほとんど隙間が無かったという。
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