会うとは?

あ・う〔あふ〕【会う/遭う/遇う/×逢う】

[動ワ五(ハ四)]《「合う」と同語源》

(会う・逢う

互いに顔を向かい合わせる。場所を決め対面する。「客に—・う」「明日いつもの所で—・おう」

㋑たまたま人と出あう。「駅でばったり知人と—・った」

遭う遇う好ましくないことに出あう。「事故に—・う」「強い反対に—・う」

立ち向かう。戦う。「決勝戦で—・うチーム強敵だ」

ある時期めぐりあう

天地(あめつち)の栄ゆ時に—・へらく思へば」〈九九六〉

夫婦になる。

この世の人は男は女に—・ふことをす」〈竹取〉

対する。向かう。

「傍(かたへ)(=カタワラノ人)に—・ひて、御子はおはすやと問ひしに」〈徒然・一四二〉

[可能] あえる


おう〔あふ〕【会ふ】

[動ハ四]⇒あ(会)う


あ・う あふ 【合・会・逢・遭】

1⃣ 〔自ワ五(ハ四)〕

[一] (合) 物と物とが一つに重なる。また、物と物とがつり合う

① 物と物とが寄りついて一つになる

(イ) 一方他方にうまく重なる。また、すきまなく寄りつく。合する

万葉(8C後)一四・三四八二「からころも裾のうち交(か)へ安波(アハ)ねども異(け)しき心をあが思はなくに」

日葡辞書(1603‐04)「カイノ クチガ v&ocaron;ta(ワウタ)」

(ロ) ある物事に他の物事が加わる。いっしょになる

(10C終)一四二「声あはせて舞ふほどもいとをかしきに、水の流るる音、笛の声などあひたるは」

(ハ) 夢・占い主張などが事実一致する。

源氏100114頃)若紫「この夢あふまで又人にまねぶなとの給ひて」

(ニ) 両者心・性質・数量運動などがうまく一致する。

日葡辞書(1603‐04)「シュビガ v&ocaron;(ワウ)〈訳〉初め終わりとが符合する」

② 状態や程度互いによくつり合う

(イ) ある状態や時期程度などにふさわしくなる。似合う。適合する。

土左(935頃)承平五年一月二一日「人のほどにあはねば、とがむるなり」

(10C終)一〇六「すこし春あるここちこそすれとあるは、げにけふのけしきにいとようあひたるも」

(ロ) 二つ上の音や色、味覚などがうまく調和する。

蜻蛉(974頃)上「薄色なるうすものの裳(も)をひきかくれば、腰などちりゐて、こがれたる朽葉にあひたる心ちもいとをかしうおぼゆ」

(ハ) 力などが互いに同程度である。張り合う

今昔1120頃か)二九兵具を調へ馬に乗せて、郎等二三十人具したる者にてぞ下(くだり)ければ、会ふ敵无き者にてぞ有ける」

(ニ) 道理にかなう

曾我物語南北朝頃)三「あはざる訴訟なりとも一度は、などや御免なからん」

(ホ) 費やしたものと、その結果得たものとがつり合う割に合う

俳諧炭俵(1694)下「よいやうに我手に占(さん)を置てみる〈利牛〉 しゃうじんたればあはぬ商ひ〈隣〉」

多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前「それくらゐの事を言はなくて償(ア)ふものぢゃない」

③ (刃と石とが適合する意か) 研いだ刃物などが鋭くなる。よく切れる。

七十一番職人歌合1500頃か)三番いつまでになる小刀のあふべきことのかなはざるらむ」

[二] (会・逢・遭) 顔が合う。男女が合う。また、力と力とがぶつかる。

① 顔を互いに向かい合わせる

(イ) 対面する。会見する。

古事記(712)下・歌謡「吾が愛(は)し妻に い及(し)き阿波(アハ)むかも」

*竹取(9C末‐10C初)「竹取の家にかしこまりて請(しゃう)じ入れてあへり」

(ロ) (相手主語にして) やって来て偶然出会う来合わせる

万葉(8C後)一三三三〇三「汝(な)が恋ふる 愛(うつく)し夫(づま)は〈略〉黒馬乗りて 川の瀬を 七瀬渡りて うらぶれて 夫(つま)は会(あひき)と 人そ告げつる」

(ハ) (そちらに)顔を向ける。対する。

大鏡(12C前)一「あきらけき鏡にあへば過ぎにしもいまゆくすゑの事も見えけり」

② ある物事時期に偶然ぶつかる。

(イ) ある現象事件などに出合う

万葉(8C後)一四・三一三利根川川瀬知らずただ渡り波に安布(アフ)のす逢へる君かも」

徒然草1331頃)一七五「かくからき目にあひたらん人」

(ロ) ある時に巡り合うまた、よい時機にぶつかって栄える。

万葉(8C後)一五・三七五沖つ波高く立つ日に安敝(アヘ)りきと都の人は聞きてけむかも」

古今(905‐914)仮名序「つらゆきが、この世おなじく生まれて、この事の時にあへるをなむよろこびぬる」

男女が関係を結ぶ。結婚する。

*竹取(9C末‐10C初)「此世の人は男は女にあふ事をす。女は男にあふことをす」

滑稽本東海道中膝栗毛発端(1814)「きた八さまに口説(くどか)れまして、ツイ逢(アヒ)まして、かうした身になりましたゆへ」

相手立ち向かう戦い争う。

書紀720神功摂政元年歌謡槻弓(つくゆみ)に まり矢をたぐへ 貴人(うまひと)は 貴人どちや 親友(いとこ)はも 親友どち いざ阿波(アハ)なわれは」

[三] (合) (動詞連用形に付けて補助動詞として用いる) 二つ上のものが同じ動作をすることを表わす

(イ) ともに…する。一同が…する。

万葉(8C後)一八・四一〇六「紐の緒の いつがり安比(アヒ)て にほ鳥の ふたりならびゐ」

*竹取(9C末‐10C初)「ことゆかぬ物ゆゑ大納言をそしりあひたり」

(ロ) 互いに…する。

徒然草1331頃)一一五「二人河原へ出であひて、心行くばかりつらぬきあひて、共に死ににけり」

2⃣ 〔自他下二〕 ⇒あえる(合・和・韲)


会う

作者庄司肇

収載図書わが弾片
出版社沖積舎
刊行年月2002.2
シリーズ名庄司肇コレクション


会う

作者石川英輔

収載図書大江戸仙花
出版社講談社
刊行年月2002.12
シリーズ名講談社文庫


会う

出典:『Wiktionary』 (2018/07/05 04:29 UTC 版)

漢字混じり表記

(あう)

  1. あう 参照



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