伊157潜水艦長
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/01 18:00 UTC 版)
1944年(昭和19年)2月25日、「伊157」潜水艦長に補される。この艦は海大3型bの一艦であるが、竣工は1929年(昭和4年)という老朽艦で、1942年6月までは実戦に従事したが、以降は呉鎮守府部隊に所属していた。しかし1945年(昭和20年)4月に他の海大六型潜水艦5隻とともに第三四潜水隊に編入される。「伊157」は他の4隻と共に「回天」を太平洋側に設置された回天基地へ輸送し、さらに本土決戦に出撃する「回天」の搭載艦としての訓練を行った。しかし8月6日に起きた広島市への原爆投下によって中村は被爆し、9日付で「伊157」潜水艦長から離任した。その死はさらに2日後であり、同日付で大佐へ進級している。
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