企業買収・事業分離
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/16 03:27 UTC 版)
「RBCウェルス・マネジメント」の記事における「企業買収・事業分離」の解説
2011年カナダロイヤル銀行は、米国における事業拡大を目指し、米国の個人向け銀行業をPNC Financial Services Group, Inc.に36.2億ドルで売却した。その内34.5億ドルは、RBC Bank (USA)の買収、1.65億はクレジットカード事業買収に充てられる。これに関してCEO(当時)のGordon Nixonは、「RBCは米国市場に全力を注いでおり、今回の事業売却により我々は米国RBCの2大事業であるRBCウェルス・マネジメントおよびRBCキャピタル・マーケッツの拡大により注力できる」と述べている。 2012年カナダロイヤル銀行はジョイントベンチャー企業であるRBC Dexia Investor Services Limitedの株式50%をBanque Internationale à Luxembourg S.A.より買収した。買収金額は8.375億ユーロ、全額現金で支払われた。これにより、RBCはRBC Dexiaの株式100%を保有することになった。また同年、カナダロイヤル銀行は、Ally Financial Incのカナダにおける自動車ファイナンス事業を14億ドルで買収した。 2013年 カナダロイヤル銀行は、カナダ・ケベック州において自然ガス開発を行うAthena Energy Groupを買収。この買収によりRBCキャピタル・マーケッツのコモディティ事業拡大を図る。 2015年 RBCウェルス・マネジメントの親会社であるカナダロイヤル銀行は米国の銀行シティ・ナショナル・コーポレーションの買収を発表。シティ・ナショナル・コーポレーションはニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場しており、同社の一株当たりに付き平均47.25USドルおよびRBCの普通株式の0.7489を支払うことで両者が合意した。シティ・ナショナル・コーポレーションは1954創業、米国ロサンゼルスに本社を置き、富裕層並びに法人顧客を対象とした銀行業務を展開してきた。
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