任意のピッチ分布のプロペラ・ブロック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/12 03:06 UTC 版)
「模型航空機のプロペラ」の記事における「任意のピッチ分布のプロペラ・ブロック」の解説
プロペラ・ブレードの風圧分布を計算して、ピッチ分布を、ブレード幅分布と一緒に決めると、理想的な高効率を発揮するプロペラができる。難しく手間のかかる計算であるが、トップクラスのモデラーはそれを行い、最高性能を追求している。 このようなプロペラは、設計によってブレードの場所毎(たとえば、半径の10%おきの断面)にピッチ(またはピッチ角)とブレード幅が指定される。それに従って、前述のグラフまたは計算によって各位置のブロック断面となる長方形の縦横寸法が求められる。ブロックの外形は、この長方形断面を基準軸に10%間隔で串刺しにして、その角の頂点を曲線で結んだ形になる。 一般化されたプロペラ・ブロックはこの方式であって、一定ピッチ型やマクスエル型はこれを抽象・簡略化した形式といえる。用途や工法に応じて、これらのブロック形式を折衷・混合した変形ブロックも考案されている。
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