仮道の設置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 15:57 UTC 版)
国道158号は安曇村島々と稲核を結ぶ生活道路であり、この復旧は安曇村にとって、また同時に上高地の観光産業や、松本と高山を結ぶ物流にとっても急務であった。安曇村は翌日19日までに、崩落地点手前の橋場と稲核をつなぐ稲核林道を村民に開放、交互通行を開始すると同時に、河川敷を徒歩で通行する仮設歩道を設置した。上高地に向かう観光客にとっても、ロープを伝い河川敷に降りるこの歩道が唯一の経路であった。 29日には、幅5.5 m、延長1.8 kmの砂利道による応急仮設路を梓川河床に設置し、およそ10日ぶりに車両による交通が復旧。しかし、梓川の水量が増える春までには水没する場所であり、1992年(平成4年)4月7日には、橋場から狸平までの860 mを、仮橋2本を用いて結ぶ仮設道路が供用された。
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