付随する行事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 08:08 UTC 版)
御前の内取 相撲人は召集後、それぞれの近衛府の世話で内取(稽古)を行うが、後に宮中で内取を行い、天皇に披露する慣例が生まれた。通常、本番の2日前に左右別々に行われた。 還宴(かえりあるじ) 節会の終了後、大将が片屋の職員や相撲人を自邸で饗宴する。それぞれに禄が賜われることもある。 抜出、追相撲 節会の翌日に開催。前日の相撲で健闘した力士の取組や、前日「持」になった取組のやり直しなどが行われる。 臨時相撲 不定期に開催。8月に行われ、まだ都にとどまっている相撲人や、滝口武者や蔵人の選抜らに相撲をとらせる。 童相撲 不定期に開催。少年による相撲。初例は貞観3年(861年)で、当時最年少で即位した清和天皇(当時11歳)のために特別に組まれたものと思われる。やがて幼帝や皇太子の天覧、台覧に合わせて行われるようになる。 布引 余興の協議。布一端をとらしてなえ合わせて綱とし、これで綱引きをさせる。勝者にはその布が与えられる。 相撲人御覧 相撲をとらせず、たんにその体格を観ること。
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