他国の海軍空挺部隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/15 00:46 UTC 版)
「日本海軍空挺部隊」の記事における「他国の海軍空挺部隊」の解説
日本海軍以外で海軍が独自の空挺部隊を装備・運用した例は数少ないものの、ほかにイタリア海軍が1941年に編成した「P(空挺)大隊」がある。これは、サン・マルコ海兵連隊から抽出した100名の兵士から創設された。コマンド部隊的な性格を持ち、マルタ島攻略作戦に陸軍のフォルゴーレ空挺師団などとともに参加予定だったが、同作戦中止のためイタリア降伏まで実戦の機会は無かった。その後、イタリア社会共和国海軍の地上部隊「デチマ・マス師団」の「NP(潜水空挺)大隊」として活動している。なお、第二次世界大戦時のイタリア軍は陸海空軍がそれぞれ空挺部隊を編成していた。 アメリカ海軍も海兵隊の一部として海兵空挺部隊(en:Paramarines)を、1940年から1944年の間だけ編成していたが、実戦での降下作戦は無いまま廃止された。 ロシア海軍歩兵には空挺部隊が第二次世界大戦中から存在していた。1945年の樺太の戦いでは、小能登呂村の飛行場に強行着陸して占領している。択捉島の占領のためにもカタリナ飛行艇2機で空輸されたが、濃霧で到達できずに任務は失敗し、1機は得撫島に不時着した。 なお、フランス海兵隊には空挺部隊があるが、これはフランス陸軍の一部である。
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