人種差別行為
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 10:43 UTC 版)
上述のようにバナナは猿の好物とされ、猿を連想させるものでもあるため、サッカーでは白人が黄色人・黒人選手を猿扱いする目的でバナナを競技場内に投げ入れることがあり、これが人種差別的行為とみなされる場合がある。主に欧米の試合などで見られるが、とりわけ1970年以降、欧州を中心にアフリカ生まれの黒人選手が増加したことに対し、バナナを投げ入れる差別行為が頻発した。 2014年4月27日にエル・マドリガルで行われたリーガ・エスパニョーラ第35節のビジャレアル対バルセロナ戦において、バルセロナのダニエウ・アウベス選手が投げ込まれたバナナを平然とその場で食べるという行為に賞賛が集まり、世界的な差別撲滅キャンペーンへと発達した。 日本では2014年8月に横浜F・マリノスのサポーターが試合中にバナナを振ったとして、無期限入場禁止やクラブに対する処分が下されている。この事件から日本でも関心が深まることになった。
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