人差し指でのバレー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 15:24 UTC 版)
(各コードのフォームについては、下節の「コード例」を参照。) 例えば、任意のフレット位置で、冒頭の写真のように1〜6弦を人差し指でバレーし、コード例「GとGmの対比」の「G」のように押さえればメジャー・コード(メジャー・トライアド、長三和音)となる。また、このフォームの中指(3弦)を押さえないようにすればマイナー・コード(マイナー・トライアド、短三和音)となる(コード例「GとGmの対比」の「Gm」)。 バレーコードのフォームにはいくつかの形があるが、一つのフォームを覚えれば、その形のまま押さえるポジションをハイポジション(ブリッジ側)あるいはローポジション(ヘッド側)に移動するだけで多数のコードを鳴らす事が可能になり、指板上をくまなく使用できる。また、バレーコードはバレーした指の力を緩めることで音を短く止める(ミュートする)ことができるので、よりリズム感のある演奏を行うことができる。このように、ギター演奏の表現の幅を広げる上でバレーコードは必須のテクニックとなる。 バレーを使用したコードは、ハイポジション寄りのフレットでコードを弾くため「ハイコード」とも呼ばれる。 コツを掴めば、必要以上に力をかけずに押さえる事ができ、高音側(ハイポジション側)のフレットでは比較的軽い力でバレーできる。 ただしFコードなどナットに近い位置でのバレーコードには強い押弦力が必要になるため、Fコードを覚える事は初心者にとって最初の難関とも言われる。
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