人名 (江戸時代)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/06 07:56 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動人名(にんみょう)は、日本の江戸時代における地位・身分である。
概要
江戸幕府から自治権を認められた者は、人名という地位を与えられた。人名は基本的に世襲され、その権利を人名株(にんみょうかぶ)と呼び、その地位・権利を証明する人名株券(にんみょうかぶけん)を所有した。封建社会では、自治権を認められることは稀なことであった[1]。
代表的な例として、塩飽諸島(現・香川県)が挙げられる。「御用船方」として江戸幕府から安堵を受けた島民は人名の地位を与えられ、人名株を代々世襲した。人名は、勤番所(きんばんしょ)で自治行政を取り仕切り、全島の政務は島中(とうちゅう)と呼ばれた自治組織をつくり支配した[1]。
人名は、特権階級として株を持たない漁師ら他の住民を「間人(もうと)」と呼んで差別した[1]。
脚注
- ^ a b c 新瀬戸内海論 島びと20世紀 | 四国新聞社2018年1月閲覧
関連項目
- 塩飽勤番所
- 小坂騒動
外部リンク
「人名 (江戸時代)」の例文・使い方・用例・文例
- 人名の前にMr.を付ける
- 宿泊人名簿
- 選挙人名薄
- 印鑑です。上に個人名や会社名が彫ってあり、朱肉につけてから書類に押し付けます。
- 法人名義での寄付は受け付けていらっしゃいますか。
- 人名辞典.
- 法人名, 会社名.
- 選挙人名簿.
- 我々は選挙人名簿に登録を済ませなければ投票できない.
- 偉人名言集.
- 選挙人名簿によると今度の選挙でこの村の有権者は 5,200 人である.
- 人名簿
- 人名録
- 人名字書
- 人名を損ずる
- 俗人名利に奔走する
- 個人名または姓から派生したまたはそれらの
- 私の株はすべて仲買人名義によって保持される
- アルファベット順に、人名がそれらの電話番号と共に記載されているディレクトリ(通常、白書で印刷される)の電話帳かセクション
- 共同人名簿という,登記の帳簿
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