京都大学附属図書館蔵本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 08:20 UTC 版)
京都大学附属図書館蔵本の形態は冊子で、全1冊41丁から構成される。本書は、明経博士の家柄であった清原家に伝わった清家文庫に含まれていたものである。京都大学附属図書館が、清原家の子孫から清家文書の寄贈を受け、また、購入もしたため、京都大学附属図書館が所蔵する。本書は、画像データがインターネット上で公開されている。 本書は、奥書によれば、鎌倉時代初期の1229年(寛喜元年)に、安倍泰際 (あべ やすきわ) が書写したものである。同じく奥書によれば、泰際が書写を行った原本は、平安時代末期の1157年(保元2年)に、「指御子」(さしのみこ) と呼ばれた安倍泰親 (あべ やすちか) から、子息の安倍親長 (あべ ちかなが) へ、『占事略决』が伝授された時のものである。また、本書にのみ『指年法』の記載がある。
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