交響曲第40番 (ハイドン)とは? わかりやすく解説

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交響曲第40番 (ハイドン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 02:33 UTC 版)

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交響曲第40番 ヘ長調 Hob. I:40 は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン1763年に作曲した交響曲

概要

前後の番号の曲は1768年頃の作品だが、この曲は自筆原稿が存在し、実際には第12番第13番と同じ1763年の作品であることがわかっている。ただし、ジェームズ・ウェブスター英語版によると各楽章が異なるスタイルを持っており、紙の種類も異なることから、本来別々に作曲された曲をまとめて交響曲に仕立てたパスティッチョである可能性がある[1]

編成

オーボエ2、ホルン2、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、低音(チェロコントラバスファゴット)。

曲の構成

全4楽章、演奏時間は約18分。終楽章がフーガになっており、ハイドンが早くから対位法に興味を持っていたことがわかる。

  • 第3楽章 メヌエット - トリオ
    ヘ長調、4分の3拍子。
    メヌエット主部はオーボエを重ねたヴァイオリンが旋律を演奏する。トリオ部分はホルンとオーボエが旋律楽器として活躍する。
  • 第4楽章 フィナーレ=フーガ:アレグロ
    ヘ長調、2分の2拍子。
    4度の下降音程ではじまる軽快なフーガの主題が最初第2ヴァイオリンに現れ、ついで第1ヴァイオリン(ただしこちらは5度下がっている)、ホルンと呼応していく。

脚注

  1. ^ デッカ・レコードのホグウッドによるハイドン交響曲全集第3巻、ウェブスターによる解説。1992年

参考文献

  • 『ハイドン 交響曲集III(28-40番) OGT 1591』音楽之友社、1982年。(ミニスコア、ランドンによる序文の原文は1965年のもの)

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