交響曲第3番 (吉松隆)とは? わかりやすく解説

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交響曲第3番 (吉松隆)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 09:06 UTC 版)

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交響曲第3番 作品75は、吉松隆1998年に作曲した交響曲

作曲の経緯

交響曲第2番『地球にて』を完成した1991年から構想が練られたが[1]、同曲の完成から交響曲第3番を完成させるまでの約7年の間は、当時オーケストラが20分程度のコンパクトな長さの曲を好む傾向にあったため、吉松自身が日本で交響曲を書くことを諦めていた。しかし後日、レジデント契約を結んでいたシャンドスから「60分以上の曲でも良い」との連絡を受けたため、改めて交響曲の作曲を決意したという。なお、性格的には攻撃的な[2]男神を表現しており[1]、可憐で[3]女神的なものを表現したピアノ協奏曲『メモ・フローラ』と対をなしている[1]。吉松によれば、当初は5楽章からなる「アジア的な自然讃歌」を考えていたという[1]

作曲は1997年冬から1998年9月にかけて行われた。吉松は初演に際しパート譜の修正を入念に行い[2]、1998年12月15日藤岡幸夫指揮のBBCフィルハーモニックによってイギリスのマンチェスターBBCスタジオにて録音が行われた後、2000年5月25日に藤岡指揮・日本フィルハーモニー交響楽団の演奏で公開初演され、作品は藤岡に献呈された[1]

楽曲構成

出典

  1. ^ a b c d e f g h 吉松隆. “曲目解説”. 吉松隆ホームページ. 2014年3月3日閲覧。
  2. ^ a b c 作曲は鳥のごとく 2013, p. 214.
  3. ^ 作曲は鳥のごとく 2013, p. 213.

参考文献




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