交通網における上下
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 18:49 UTC 版)
交通網では、首都に向かう方向を上り(のぼり)、首都と逆の方向に向かう方向を下り(くだり)という。 戊辰戦争後の日本は東京が首都なので、鉄道や道路の「上り」は、東京方面を指すことになる。本州日本海側では、道路元標は新潟市だが、「上り」という時は長岡方面を指す(JRの鉄道網である弥彦線を除く)。これは、鶴岡方面から東京に向かう時、富山方面から東京・新潟方面に向かう時、長岡で衝かるためである。 戊辰戦争前の令制国体制では、交通網の上下から転じて、概ね京都に近い方は「上方(かみがた)」、京都から遠い方は「下方(しもがた)」と呼ばれていた。尚、戊辰戦争後の現代では、地方から東京に行くことが「上京」と呼ばれ、地方から京都に行くことは「上洛」と呼んで区別されている。 ダイヤグラム#上りと下りも参照。
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