五目寿司・ばら寿司・混ぜ寿司・五目ちらし
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/26 14:38 UTC 版)
「ちらし寿司」の記事における「五目寿司・ばら寿司・混ぜ寿司・五目ちらし」の解説
東京発祥の、握り寿司の種として用いる生魚などを寿司飯の上に並べたものを関東ではちらし寿司と呼んでいるが、それ以外の地域では以下の料理をちらし寿司と呼ぶ。 古くから日本各地で家庭料理として作られており、「五目ずし」「ばら寿司」など異称は多い。 雛祭りなど、祝い事の際に食べられる事も多く、単に「お寿司」と言えばこのタイプのちらし寿司を指す地域もある。江戸前ちらしと区別するために、「五目ちらし」という名称が使用されることもある。 酢飯の中に混ぜ込む具として、一般に干し椎茸や干瓢の煮しめなどをベースに、茹でたニンジン、酢蓮根、筍、竹輪や蒲鉾、甘く煮しめた油揚げや高野豆腐など、地域・家庭ごとに多様な具が用いられる。これらの具を混ぜ込んだのち、茹でた蛸・海老、焼穴子などを載せ、田麩、茹でて刻んだ絹莢や隠元、錦糸玉子、刻み海苔、ガリまたは紅生姜などをあしらう。さらには木の芽や菜の花、ふきのとうなどで季節感を出す工夫も可能である。リンゴ、ミカン、サクランボなどの果物を載せる場合もある。 この種の寿司を「ちらし寿司」と呼ぶ地域では、前述の白い酢飯を使用する江戸前ちらしはあまり一般的ではなく、「生ちらし」などの名称で区別して呼ばれることもある。また、店や地域によっては混ぜ寿司の上に生魚を載せる例もある。 生魚を使用しないこの種のちらし寿司は、冬場にはしばしば蒸し寿司(ぬくずし)として供される。
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