五右衛門の技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 08:37 UTC 版)
咆哮波動(ほうこうはどう) 大きく息を吸い込み大声を出す技。時に岩をも砕き、人の聴覚や脳神経を一時的に狂わせる。 体力の消耗が激しく、本人曰く「日に一度が限界」。 竜巻列旋(リュウカンレッセン) 両手の掌から風を発生させ、竜巻(たつまき)を形成する技。砂や塵を巻き上げた高速の風で相手に傷を負わせ、小さいものを複数合わせて巨大化させることも可能。 五右衛門自身も巻き添えになるような危険な技で、普段は腕輪(ブレスレット)を両手に付けその力を封印している。鬼に対して、刀による攻撃は通用しなかったが、この竜巻は鬼に傷を負わせることができた。 五右衛門はこの技で過去に何かをやらかしたことを仄めかしていて詳しく語ろうとしないが、回想シーンにて「10歳に満たないころから」この技を使える様子。その後の追憶編にて、伊賀の里を守るために放ったが、結果的に里を壊滅させてしまったことが明かされ、「手に余る巨大な刃」とされる。五右衛門自身では制御できないが、「師匠を守りたい」と祈った時には竜巻を嵐に変化させることができた。 名称の由来は、「竜が巻き、烈しく旋る風」(りゅうがまき、はげしくめぐるかぜ)。本作中で「竜巻列旋」とは、「風神」の名前であり、藤原千方の元を離れた四つの神のうちの一つである。術師の魂が込められた腕輪と九字によって大岩に封印されていた。 関わるごとに痣が増え、九字が体に印される。師匠・百地によると、九字がすべて揃った時に「風神」が五右衛門の体を喰い破るという。1度の解放で1つずつとは限らず、1つ目(臨)は宿った時、2つ目(兵)は少年時代の織田軍との攻防の時、3つ目(闘)は鬼ヶ島にて、霧幻の谷で解放した時は1度に3つの痣(者・烈・在)が印された。
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