二酸化炭素の排出削減
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 07:33 UTC 版)
日本のセメント産業は、日本全体の温室効果ガス排出量の約4%を排出しており、省エネ対策についてはすでに世界最高水準に達しているが、さらなる対策が検討されている。ポルトランドセメントは焼成工程において石灰石の熱分解( CaCO3 ⟶ {\displaystyle {\ce {->}}} CaO + CO2 )及び焼成時の燃料で二酸化炭素が発生する。混合セメントは、ポルトランドセメントに高炉スラグ粉末やフライアッシュを入れる分、セメントの量が削減でき、また高炉セメントは焼成が不要なため、二酸化炭素発生量を削減できる。そのため、高炉セメントを含む混合セメントの普及促進及び低炭素型コンクリートの技術開発などが進められている。
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