予選ルール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 04:35 UTC 版)
「2016年のF1世界選手権」の記事における「予選ルール」の解説
開幕戦オーストラリアGPと第2戦バーレーンGPの2戦のみノックアウト方式をベースに、セッション中一定時間ごとに最下位のドライバーが足切りされる新ルールを採用。 Q1(第1セッション)…セッション時間は16分。22台が走行し開始から7分後の時点でのタイムシート最下位のドライバーがノックアウト、以後1分30秒ごとにその時点での最下位がノックアウトとなる。Q1では計7名がノックアウト、15名がQ2進出。16位から22位までが決定される。 Q2(第2セッション)…セッション時間は15分。15台が走行し開始から6分後の時点でのタイムシート最下位のドライバーがノックアウト、以後1分30秒ごとにその時点での最下位がノックアウトとなる。Q2では計7名がノックアウト、8名がQ3進出。9位から15位までが決定される。 Q3(第3セッション)…セッション時間は14分。8台が走行し開始から5分後の時点でのタイムシート最下位のドライバーがノックアウト、以後1分30秒ごとにその時点での最下位がノックアウトとなる。最後の1分30秒は残った2名でポールポジションを争い、1位から8位までが決定される。 この新ルールについては当初、計時システムのソフトウェア変更に時間を要するため、早くても5月以降の導入を見込んでいたが、問題が解決されたため開幕戦オーストラリアGPから導入された。しかし、Q3でフロントロー独占を確定させたメルセデス勢がタイヤ温存のために早々と走行を終了、他チームも追従(タイヤが消耗していくので回数を重ねてもタイムの向上は望めないため)残り3分の時点で1台も走っていない事態に陥ったこともあり、翌日の決勝レース前に新ルール撤廃案が出され、一度は前年までのルールに戻すとされたが、レース後に改めて行われた会合にて全会一致とはならず第2戦バーレーンGPでも継続された。バーレーンGP後に再検討をした結果第3戦中国GPから前年までのルール(ただし、前年と出走台数が異なるため、Q1で22台→16台、Q2で16台→10台となる)に戻すことが決まった。
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