乗馬服として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/28 22:13 UTC 版)
ファッション用のジョッパーズのデザインとは異なる乗馬用ジョッパーズとしての特徴的な仕様としては、まず脚部のカットパターンとシーム(切替線)がある。膝の内側にパッチ(補強布)を当てることもあり、しばしば革のような頑丈な材料が使われる。お尻の部分に革または合皮のパッチを使うこともあり、これは鞍上における乗馬者の安定性を高める役割もある。クラシックな乗馬用ジョッパーズの色はベージュまたはホワイトだが、現在では目的に応じてさまざまな色が用意されている。 乗馬用キュロットは「ジョッパーズ」と「ブリーチ」の2種類があり、ジョッパーズとブリーチが混同される場合がある。乗馬用ブリーチは、乗馬服の一種で、ふくらはぎの中ほどまでの長さで、ロングストッキングおよび乗馬用ロングブーツと一緒に着用されるのが一般的である。一方、乗馬用ジョッパーズは足首までの長さで、短い足首丈のジョッパーブーツと一緒に着用されるのが一般的である。 ただし、乗馬用ブリーチにジョッパーブーツを組み合わせて着用することもできる。単にブリーチとジョッパーブーツのみを着用した場合は、砂や小石などがブリーチとブーツの間に入ってしまう場合があるのであまり具合が良くないが、その上にハーフチャップスを着用すればそういう心配もなく、機能的にも見た目的にも乗馬用ロングブーツを履いた時と同じになる。 子供に乗馬を習わせる場合、子供の成長は早いので、高価な上に手入れの手間も大きいロングブーツと裾上げの面倒なブリーチを買うよりも、安価で手入れの簡単なジョッパーブーツと裾上げの簡単なジョッパーズを買った方が安上がりになる。
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