乗鞍岳の遠景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 19:12 UTC 版)
比較的新しい火山であることからなだらかな女性的な山容で、御嶽山と同様に遠くから眺めると独立峰のように大きくその裾野を広げている。明治の歌人の長塚節が うるはしみ 見し乗鞍は 遠くして 一目といえど ながくほこらむ — 長塚節 の短歌を残している。深田久弥は「日本百名山」の著書で、「乗鞍の姿を一度見たらその山を忘れることができないだろう。」と記している。麓の高山市の歌人福田夕咲は み仏の 思惟の姿に 似たらずや 静けきかもよ 岳の夕ばえ — 福田夕咲 の短歌を残し、乗鞍岳の山容を仏の仰臥に見立てている。また飛騨の山の特徴を「乗鞍の雄大、槍ヶ岳の険峻、御嶽の壮厳、錫杖の奇観、白山の崇高」と表現している。松本市などの学校でも校歌に歌われている。乗鞍岳を背景としてゲンゲとギフチョウを描いたふるさと切手(50円郵便切手)の『国土緑化・岐阜県』が、2006年(平成18年)5月19日に、郵便局から発売された。 東の木曽駒ヶ岳より 南の濃尾平野より 西の位山より 北の西穂高岳より
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