主な探知機の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/10 08:30 UTC 版)
ヘテロダイン式 (Heterodyne) コウモリの周波数帯に合わせて、設定ダイヤルを回す(合わせる)ことにより、コウモリ超音波の周波数が確認でき、また、コウモリの鳴き声(超音波)をヘテロダイン変換し、人が聴こえるようにする。確認できる周波数幅は、設定周波数の前後約 5 kHz とされている。この機器は壊れにくく、野外での使用はこの機種が最も適しているとされる。1度に1つの周波数のみチェックする。 フリークエンシーディビジョン式(Frequency Division:周波数分周式) 全ての周波数帯の超音波を拾い、可聴音に直すことができる機種。ヘテロダインに比べ、コウモリの鳴き声(超音波)を拾うことができる距離が短い(感度が低い)とされる。 タイムエキスパンション式(Time Expansion:時間軸延長式) 録音(書き込み)した鳴き声データを録音時より 1/10 程度の遅いスピードで再生し、人が聴こえる音にする方式である。コウモリの鳴き声を加工(変換)しない方式で、コウモリの超音波がそのまま記録できる。コウモリの種は、記録した超音波をソナグラム化することで、判断する。 Bat detector 典型的なヘテロダイン式の機種 録音機能が付いたタイムエキスパッション式の機種 簡単なコウモリ探知機は自作したり、製作キットを組み立てて製作することもできる。また、キットを組み立てる教室(講習)が行われてもいる。 製作の例 ドイツのキット製作例 ドイツのキット製作例
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