中村清吾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/11 05:55 UTC 版)
なかむら せいご
中村 清吾
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生誕 | 1956年9月10日![]() |
死没 | 2025年5月9日(68歳没) |
出身校 | 千葉大学 |
職業 | 医師、大学教授 |
中村 清吾(なかむら せいご、1956年9月10日 - 2025年5月9日[1])は、日本の医師である。専門は乳腺外科。日本乳癌学会乳腺専門医、NPO法人日本乳がん情報ネットワーク代表理事。
略歴
東京都の浅草に生まれ育つ[2]。1982年、千葉大学医学部卒業[3]。同年から聖路加国際病院外科で研修[3]。
1993年、同病院情報システム室室長兼任。
1997年、聖路加国際病院外科副医長。
2000年、第8回乳癌学会久野賞を受賞。
2003年、同病院外科医長。
2003年『医者がすすめる専門医・第16回「乳がん」』、2009年6月9日『プロフェッショナル 仕事の流儀・第121回「人生によりそい、がんと闘う」』にそれぞれ出演した。
2005年、同病院ブレストセンター長(初代)・乳腺外科部長[3]。2010年、昭和大学医学部外科学講座乳腺外科部門教授[3]、昭和大学病院ブレストセンター長就任[3]。
2006年、聖路加看護大学臨床教授兼務、日本赤十字看護大学非常勤講師。
2008年、千葉大学医学部臨床准教授兼務。
2022年4月から昭和大学臨床ゲノム研究所所長を兼務[4]。
2025年5月9日午後6時25分、膵がんの療養中に死去。68歳没[1]。
出版物
著書
- 2005年 - 『乳がん : あなたにとって一番の治療を』 双葉社
- 2006年 - 『専門医が答えるQ&A : 乳がん』 主婦の友社
- 2008年 - 『乳がん : 正しい治療がわかる本』 法研
- 2009年 - 『「乳がん」と言われたら…』 保健同人社
- 2010年 - 『中村清吾の乳がんが見つかったときにまず読む本』 主婦の友社
編纂
共著
- 1990年 - 『次世代医療情報システム』 医典社
共編
- 1995年 - 『消化器外科エキスパートナーシング』 南江堂
- 2001年 - 『非浸潤性乳管癌の基礎と臨床』 篠原出版新社
- 2004年 - 『悪性と間違えやすい乳腺の良性病変』 篠原出版新社
- 2008年 - 『実践マンモトーム生検』 中山書店
- 2010年 - 『整容性からみた乳房温存治療ハンドブック』 メディカルサイエンスインターナショナル
- 2010年 - 『ガイドラインに基づく乳がんケアQ&A』 総合医学社
監修
- 2009年 - 『「乳がん」といわれたら』 伊藤博之(著) 婦人生活社
- 2009年 - 『乳がんを抱きしめて』 小堀昌子(著) プロモーションセンター
- 2009年 - 『乳がん : ひとりで不安にならないで』 コスミック出版
- 2009年 - 『ハーセプチンHer‐2』 ロバート・バゼル(著) 篠原出版新社
DVD
- 2005年 - 『ドクターズ・アイ 医者がすすめる専門医 VOL.15 - 乳がん』 医学映像教育センター
脚注
- ^ a b c 橋本佳子 (2025年5月10日). “乳がん診療の第一人者、昭和医大・中村清吾氏が逝去”. m3.com. 2025年5月11日閲覧。
- ^ “第121回 中村清吾(2009年6月9日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀”. www.nhk.or.jp. NHK. 2022年9月25日閲覧。
- ^ a b c d e “ベストドクターズ選出医インタビュー 中村 清吾 先生|名医・専門医によるセカンドオピニオン取得のサポートなら法研の健康相談”. www.sociohealth.co.jp. 法研. 2022年9月25日閲覧。
- ^ “遺伝性の乳がん、娘に上手に伝えなきゃ 栗原友さん×中村清吾医師 ピンクリボンフェスティバル2022:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2022年8月27日). 2022年9月25日閲覧。
参考資料
- 『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK総合テレビジョン)2009年6月9日放送
- 名医に聞く
- スーパードクター.com
固有名詞の分類
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