中川原町 (池田市)とは? わかりやすく解説

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中川原町 (池田市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/05 00:54 UTC 版)

日本 > 大阪府 > 池田市 > 中川原町 (池田市)
中川原町
中川原町
中川原町の位置
北緯34度50分45.0秒 東経135度26分2.9秒 / 北緯34.845833度 東経135.434139度 / 34.845833; 135.434139
日本
都道府県 大阪府
市町村 池田市
面積
 • 合計 0.702 km2
人口
(2017年)
 • 合計 374人
 • 密度 530人/km2
郵便番号
563-0013

中川原町(なかがわらちょう)は、大阪府池田市にある地名である[1][2][3]。丁番をもたない単独町名である[4][3]。郵便番号は 563-0013 である[5]。当地域の人口は、2017年12月末時点で 374 人である(池田市市民生活部総合窓口課の資料による)[3]。面積は、2018年3月末時点で 0.702 平方キロメートルである(池田市市長公室広聴文書課の資料による)[3]

地理

池田市の北西部、五月山の北側の麓に位置する[4][6][1][7]。北から東にかけては、東山町と接しており、南東は、三丁目と接している[4]。南は、木部町と接しており、西から北西にかけては、古江町と接している[4][1]

木部町、古江町、吉田町に飛び地がある[4]。畑三丁目との境を、五月山ドライブウェイが通っている[4][8]。当地域の西部を余野川が南西流しており、中川原橋が架橋されている。同河川の左岸沿いを国道423号が通っている[4][1]。当地域は、池田市立ほそごう学園の校区に含まれる[9]。当地域を含む細河地域は、市街化調整区域に指定されている[2]

歴史

1042年(長久3年)の『摂州細川荘大絵図』には、「中河原」との表記が見られる[10]鎌倉時代には摂津国豊島郡北条の仲川原村として存在していた[11]江戸時代には摂津国豊島郡中川原村として存在していた。江戸期以降、植木の栽培地および集散地として知られ、とりわけナンテンの栽培が多く行われている[11][12]。集められた植木は、大坂の天満の植木商へ送られた[11]。1871年(明治4年)、中川原村が大阪府の所属となる[11]。1874年(明治7年)、細郷小学校(後の細河小学校)が498番地に創設される[13][14]。1889年(明治22年)、中川原村が細河村中川原となる[2][11]

1935年(昭和10年)、細河村中川原が池田町中川原となる[2][11]。1939年(昭和14年)、池田町中川原が池田市中川原となる[11]。1944年(昭和19年)、池田市中川原が池田市中川原町となる[11]。1945年(昭和20年)2月頃より、東山町から当地域にかけての五月山の山麓部に、横穴式の魚雷格納庫が海軍設営隊によって建設された[15]。1948年(昭和23年)、細河幼稚園が498番地に開園される[14]。1969年(昭和44年)、中川原町、畑三丁目および木部町にまたがる敷地に、五月山霊園が開設される[16]。1991年(平成3年)4月、大阪北部農業協同組合細河支店前にまち角の図書館の4号館が設置される[17]

施設

  • 細河園芸センター[3]
  • 大阪北部農業協同組合 細河支店[3]
  • 池田細河郵便局[18]

脚注

  1. ^ a b c d 『角川日本地名大辞典 27 大阪府』 1983, p. 1425.
  2. ^ a b c d 『池田歴史散歩 地名と文化財』 1999, p. 17.
  3. ^ a b c d e f 池田市統計書 平成30年版”. 池田市. 2020年2月16日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g 『都市地図 大阪府 池田市』 2015.
  5. ^ 郵便番号・住所”. 日本郵便. 2025年2月5日閲覧。
  6. ^ 池田市全図”. 大阪の住まい活性化フォーラム. 2020年2月16日閲覧。
  7. ^ 細河-五月山 ハイキングマップ”. 池田市. 2020年2月16日閲覧。
  8. ^ 五月山ハイキングマップ(ウラ)”. 池田市. 2020年2月16日閲覧。
  9. ^ 市立学校通学区域表”. 池田市. 2020年2月16日閲覧。
    通学区域図”. 池田市. 2020年2月16日閲覧。
  10. ^ 『池田歴史散歩 地名と文化財』 1999, p. 18.
  11. ^ a b c d e f g h 『角川日本地名大辞典 27 大阪府』 1983, p. 854.
  12. ^ 細河の植木”. 池田市. 2020年2月16日閲覧。
  13. ^ 細中校区小中一貫校の愛称は「ほそごう学園」に決定”. 池田市教育委員会. 2020年2月16日閲覧。
  14. ^ a b 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 785.
  15. ^ 池田市の歴史文化”. 池田市. 2020年2月16日閲覧。
  16. ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 764.
  17. ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 834.
  18. ^ 池田細河郵便局”. 日本郵政グループ. 2020年2月16日閲覧。

参考文献

  • 『都市地図 大阪府 池田市』昭文社、2015年2月。ISBN 978-4-398-97735-9 
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 (編)『角川日本地名大辞典 27 大阪府』角川書店、1983年10月。 ISBN 978-4-04-001270-4 
  • 室田卓雄『池田歴史散歩 地名と文化財』いけだ市民文化振興財団、1999年8月。 
  • 池田市史編纂委員会(編集)『新修 池田市史 第4巻 現代編』池田市、2011年3月31日。 



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