中国発祥説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 15:50 UTC 版)
中国のモンゴル族の栄養学者である忽思慧が考案した研究成果を基にする説。 しゃぶしゃぶの原型は中国の内モンゴル自治区の「涮羊肉」という火鍋料理にあるという説が存在しているが、ハッキリとした証拠が無い。そして、日本のしゃぶしゃぶはこの内モンゴル式の涮羊肉から直接的な継承関係を持たなく、既に北京でアレンジした北京風の涮羊肉をモデルにし、北京から京都へ伝来したという。 涮羊肉は羊肉を用いる点以外は日本のしゃぶしゃぶと瓜二つであり、またこの料理に用いられる中央に通気孔のあるドーナツ型の鍋が現在のしゃぶしゃぶ鍋の原型となっている。この鍋は火鍋子(フオグオズ)と呼ばれるもので、中央にある煙突状の円筒に長い炭を縦に入れ、中心部から放射状に鍋を加熱するよう設計されている。ただし日本のしゃぶしゃぶ鍋はガスコンロなどの上に置いての使用を前提に作られているため、煙突効果による排気経路として以上の意味は持たない。
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