中国産食品の安全性問題への対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 03:57 UTC 版)
「ユーコープ事業連合」の記事における「中国産食品の安全性問題への対応」の解説
2008年2月、ユーコープ事業連合の商品検査センターの自主検査により、ニッキートレーディングが輸入し、ユーコープ事業連合が販売していた中国製「冷凍かつ」のアスパラから有機リン系殺虫剤ホレート1.2ppmが、マルハが輸入しユーコープが販売していた中国製「いか天ぷら」からもジクロルボス0.11ppmがそれぞれ検出された。これに対してユーコープは自主回収を行った。 しかし、これらの検出された有機リン系殺虫剤の成分は「冷凍ギョーザ毒物混入事件」とは違い、残留農薬成分とみられる。マルハではユーコープの報道を受け該当商品の販売を見合わせたが、「ジクロルボスが0.11ppm検出されたことをもって食品衛生法違反と判断することは困難」としており、現時点では自主回収はしないとした。 なお2008年の2月のケースでは当時中国産の安全性問題が多発し自主検査を強化していたが「検査結果を待たずにユーコープは上記中国製品を宅配した」として横浜市食品衛生課に口頭指導されている。この件についてユーコープ品質管理部の担当者は「欠品は会員の方に迷惑になる。(殺虫剤が)検出されるとは思わなかった」と述べている。 この事件を受けて、ユーコープ事業連合では「最終加工地が中国または主原料が中国産の商品を対象に、2008年2月27日以降配達分から優先して残留農薬検査を実施してお届けする」としている。
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