中国における朝鮮人の社会主義運動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 06:39 UTC 版)
「延安派」の記事における「中国における朝鮮人の社会主義運動」の解説
満洲(中国東北地方)には19世紀末より朝鮮人が居住するようになり(朝鮮族参照)、朝鮮が日本による支配下にあった時代には抗日運動の舞台となった。この中から、社会主義による革命と独立を目指す運動も現れた。また、中国本土においても、朝鮮人留学生が社会主義思想を受容して運動に参加したり、朝鮮や満州での活動が困難になった活動家が移り、活動の舞台とした。在満の朝鮮人革命家の多くは朝鮮共産党に、在中国本土の朝鮮人革命家の多くは中国共産党に参加した。 留学生として中国にわたった武亭は1920年代半ばに中国共産党に加入しており、長征にも加わった。張志楽は広州起義(1927年)に参加している。 なお、満洲における朝鮮人社会主義者の活動は1930年代に中国共産党指導下におかれ、軍事組織として東北抗日聯軍が形成される。のちにここからソ連領に脱出した金日成らのグループが満州派を形成することになる。
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