中国での受容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 07:24 UTC 版)
中国の娯楽小説『封神演義』には普賢真人、文殊広法天尊という仙人が登場しており、彼等が後に仏門に帰依しそれぞれ普賢菩薩、文殊菩薩となったという設定になっているが、これは後世の全くの創作である。 中国においては、山西省の五台山が文殊菩薩の住する清涼山として古くより広く信仰を集めており、円仁によって日本にも伝えられている。 また中国天台宗系の史書である『仏祖統紀』巻29には、「文殊は今、終南山に住み給えり。杜順和上はこれなり」と、中国華厳宗の祖である杜順を文殊菩薩の生まれ変わりであるとしている。 清の皇帝はチベットからは文殊菩薩の化身と見なされていた(→詳細は文殊皇帝を参照)。
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